コロナ禍でネットで買い物することが増えた我が家。
今まで買い物は実物を見てから!と思っていましたが、ネットだとコロナ感染のリスクもなく、店までの移動時間や手間も省け本当に便利ですよね。
そして訪れた去年のブラックフライデー。
我が家のアメリカにきて一番の失敗談を聞いてください…
今年は店に行くのは断念し、ネットでいいのがあったら買おうかなーぐらいの気持ちでした。
私がチェックするのは家電とスニーカーぐらいです。
特に欲しいものがなく、今年は何も買わずにもう寝ようかなと思っていたら…
突然妻から
「パタゴニアが安くなってる♪レトロXを買おうよ!」
という提案がありました。
え?レトロXって何ソレ?
パタゴニアって名前しか知らない私に妻のプレゼンが始まります。
この時点で既に夜中の1時でした。
いつもは妻の意見は聞かない私ですが(笑)唯一意見を聞くのが衣類です。

調べるとレトロXをYouTubeでも熱弁する人が多く、私の購買意欲は次第に高まります。
日本で買うよりアメリカで買う方が安く、さらにセールで半額近く安くなっているんです。
ちなみに日本だと約3万円!アメリカだと約$200。それがセールで$99に!
ブラックフライデーで何も買わないのも面白くないし、よし買ってみよう!と決意しました。
サイズはどうしよう…
悩んでる間に在庫が無くなったら嫌だから早く決めなくては!
と焦った私はリターンポリシーをチェックしました。
サイズが合わなかったら返品できそうなので、
妻用にメンズのXS、私用にメンズのLとLLを買うことにしました。
$99のレトロXを3着購入し、あーいい買い物をした!!
と妻と私は満足して眠りにつきました。
このサイトが偽サイトだと気づきもせずに…ww
翌朝、妻は他にも気になる服がないかチェックしていたら、サイトがおかしい事に気づいたようで
「このサイト偽物だと思う!早くキャンセルの連絡して!」
と叩き起こされました。
昨日?いや夜中の2時ごろの注文なので今日ですね。
注文をキャンセルしたい旨メッセージを送信。
電話をかけても、もちろん繋がりません。
2日後にやっと返信がきたと思ったら『既に発送処理したので、商品が届いてから返品してください』との回答。
その割に商品発送の完了連絡は1ヶ月後にきました。
なんと発送元は中国!!
もう100%偽物だと、諦めがつきました。
そして1ヶ月半かけてはるばる中国から送られてきた商品がこちらです。

見た瞬間、妻と爆笑!www
サイズ違いで3着届きましたよ…
色もデザインも違います…
偽サイトにご注意を!
恐らく普通の心理状態の方はまず騙されないと思います。
実際に、妻が翌朝気づきましたからね。
・ブラックフライデーだから早く注文しないと在庫がなくなるかも!
・ずっと欲しかった服が安くなっている!(妻はずっと欲しかったらしい)
という物欲にまみれ、さらに夜中で眠く判断力が鈍っていました。
騙された私が説明しても説得力にかけますが、
同じ被害に合わないように、今回の偽サイトの特徴をご紹介します。
URLに『Patagonia』がない!
まず、この時点で公式でない事にすぐ気づくべきですよね。
そもそもどうやってこのサイトにたどり着いたかというと『Patagonia』ではなく『Patagonia sale』で検索したら出てきました。
公式は
ちゃんとPatagoniaです。
全く違うのはすぐ気づくと思いますが、
『Patagonia**』のように後ろに違う文字がきていることが多いのでURLをしっかりチェックしてください。
値段が変!
ほとんどの全品50%以上OFFです。$700近くの商品が$90になっているものもありました。
アメリカのブラックフライデーなら50%OFFは珍しくないと思いますが、安すぎるのは注意した方がいいかもしれませんね。
元値が変な商品もいくつかあり、同じようなパーカーでも$300と$80が混在しています。
SOLD OUTがない!
購入する時はまだ在庫あって良かったーなんて言ってましたが、セール品や人気商品って在庫がない事が多いですよね?!
このサイトは全商品、全色、全サイズ在庫がありました。
会社概要が違う、または掲載していない!
住所や電話番号、問い合わせ先は公式サイトなら必ずあります。
今回の場合だと、記載はありましたが電話をかけても繋がりませんでした。
その後の対応
私の無駄な大人買いのせいで、
購入金額は$99が3枚分で$300。
騙されちゃったと諦めるのは悔しい金額です。
発送元に返品を要求してみた
電話は繋がりませんが、メールで連絡は取れる状態でした。
実際のやり取りの内容は下記のとおり。

注文した商品と全く違う商品がきたから返品をしたい!

返品はできない。購入金額分のクーポン出すから他の商品に変更はできる。

あなたの店の商品は信頼できない。
リターンポリシーの条件を満たしているのに返品できないのは納得できない!

…
その後返信はありませんでした!
まぁここで返品・返金対応してもらえるとは思っていなかったので、粘らず諦めました。
クレジットカード会社に相談してみた
きっと偽サイトに騙された人は全米で私だけではないはず。
決済したカード会社に支払いを拒否したいと問い合わせてみました。
偽サイトのURLや届いた商品の写真、今までのメッセージのやり取りをカード会社へ送信しました。
すると、『これは詐欺ね!支払い金額は口座に戻します』とすぐ回答がきました!!
良かったー!アメリカのカード会社は素晴らしいですね!(日本もこの場合はそうなのかな?)
チャット問い合わせでただの文章のやり取りですが、とても親切な対応でした!
私はこの先パタゴニアのロゴを見るたびに偽サイトにひっかかった事を思い出すでしょう…
皆さんもオンラインショッピングにはお気をつけて!
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