香川県には庵治町という場所があるんですが、高松市庵治町は2004年に公開された映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のメインロケ地なんです。
先日、庵治町に行くことがあったので、今更ながら「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地を回ってきました。
「世界の中心で、愛をさけぶ」とは
- 公開日:2004年5月8日
- 興行収入:85億円
- 観客動員数:620万人
- 主演:大沢たかお、柴咲コウ
- 主題歌:瞳をとじて
- 備考:長澤まさみの出世作として知られている
「世界の中心で、愛をさけぶ」撮影場所
王ノ下沖防波堤
- 住所:香川県高松市庵治町王ノ下
- 登場シーン:サクが防波堤上を走って叫ぶシーン、サクとアキが夕日を眺めながら語り合うシーンで登場
まず初めに、王ノ下沖防波堤にやってきました。
この日は非常に天気がよく、釣り人が結構いました。
セカチューのロケ地は、道が狭く駐車場もない場所もあるので、ここに車を停めて回ってみることにしました。
サク役の森山未來が、堤防上を走った後叫ぶシーンが撮影されたこの場所からは、屋島を見ることができます。
ちなみに、アキ役の長澤まさみが、セカチューの撮影で一番印象に残っているシーンが、この場所で撮影されたシーンだそうです。
王ノ下埋立地
- 住所:香川県高松市庵治町王ノ下
- 登場シーン:サクが祭りの獅子やだんじりの横を泣きながら歩いて行くシーン
防波堤からすぐのところにある、王ノ下埋立地も映画に登場しています。
セカチュー本編では、お祭りのシーンで登場した場所ですが、才田獅子舞保存会を始めとした約200人の人たちが、エキストラとして撮影に協力しました。
皇子神社
- 住所:香川県高松市庵治町王ノ下
- 登場シーン:サクが重じいの初恋の相手が校長先生だったことを話すシーンなど
王ノ下埋立地から少し歩いて、皇子神社にやってきました。
この神社は、サクが校長先生の葬儀に参列するために、走って階段を降りてくるシーンや、アキに重じいの初恋の相手の話をするシーンなど、様々なシーンに登場します。
階段を上まで登りきると広場のようになっていて、セカチュー本編で森山未來や長澤まさみが乗っていたブランコがあります。
ブランコの近くにフェンスがあるんですが、お約束の南京錠がたくさんありました。
また、フェンスに南京錠をかけることに関してですが、庵治文化館のほうに取付設備を整えているため、今後はこの場所に南京錠をかけることはご遠慮くださいとの看板が出ていました。
何年か前に私がこの場所へ来た時には、おびただしいほどの南京錠がフェンスにかかってあったんですが、看板の効果があったのか今は大分南京錠の数が減っていました。
専修院(あじみなと「番所」)
- 住所:香川県高松市庵治町(皇子神社の近く)
- 登場シーン:校長先生の葬儀で、アキが弔辞を読むシーン
続いて、専修院にやってきました。
専修院は、校長先生のお葬式のシーンで登場しますが、実はここが映画のクランクインの場所になります。
葬儀場面の祭壇が映るシーンは、同じく庵治町にある願成寺で撮影されました。
専修院(あじみなと「番所」)では、中でうどんを食べることもでき、香川県作成のロケ地ガイドビデオを観せてくれたり、映画ロケ時のエピソードを聞かせてくれます。
また、東宝からの礼状やサクとアキの結婚写真も飾ってあるそうです。
余談ですが、校長先生の若かりし頃の写真は、映画公開当時はまだ無名だった堀北真希です。
庵治漁港
- 住所:香川県高松市庵治町(専修院の近く)
- 登場シーン:夢島で倒れたアキを父親が迎えに来るシーン
専修院から歩いてすぐ、というか校長先生の葬儀の時に、重じいが立っていた場所の角を曲がったらすぐがこの場所になります。
アキの父親(杉本哲太)に殴られて、サクはアキの父親が運転する車を走って追いかけるんですが、実際に歩くと結構距離あります。
雨平写真館
- 住所:香川県高松市庵治町5824-4
- 登場シーン:律子が雨宿りをするシーンなど
お昼も回っていたので、昼食にしようと思い雨平写真館へ。
なんで写真館で昼食?と思われるかもしれませんが、実は現在「寫眞館の珈琲」というカフェとして営業しています。
2005年に復元されたこの建物は、外観はセカチューに出てくる雨平写真館と全く同じ。
しかし、カフェとして営業しているため、内装までは再現されていません。
雨平写真館は、映画会社のご好意で雨平写真館のセットをセカチュー撮影終了後に、そのまま町に譲るという話がでましたが、当時はこの映画が町興しになるとは考えていなかったので、その申し出を断りセットは撤去されてしまいます。
しかしその後、映画は大ヒット。
たくさんの観光客がやってきたんですが、町は観光設備などまったくしていなかったため、車を停めるところがないなどといった問題が発生。
そこで慌てて観光設備をし、雨平写真館を復元することになったそうです。
映画公開後2年位は、連日たくさんの人が押し寄せ臨時駐車場は満車、道路は渋滞、撮影場所はどこも人だらけだったようです。
雨平写真館の敷地内にある建物には、サクとアキが二人乗りをしていた原付きや、撮影時の写真などが展示されています。
セカチューロケ地 まとめ
セカチューのロケ地は他にも色々回ったんですが、一つの記事にまとめるとかなり長くなってしまうので、セカチューのロケ地巡りは後半に続くということで、いったんここで区切りをつけたいと思います。














