アメリカで仕事しているから英語ペラペラなんでしょう?!とよく聞かれますが、恥かしながら全然ペラペラなんかではありません。
でもペラペラになりたいという気持ちは人一番あると自負しています。
私は学生時代から英語に関してはコンプレックスを抱えておりました。
アメリカ駐在する前のTOEICの結果は405点…

まあいわゆる、英語ができない奴でした。
会社でも英語に関わる案件になると急に緊張したり、英語の打ち合わせでは一言も話せず終わったりと苦い経験ばかりしてきました。
ただこの苦い経験だけでは、英語学習の糧にはならず、のほほんと過ごしていました。
最大の転機はイベントに参加するためにアメリカへ海外出張した際、高校の友人と10年ぶりくらいに偶然鉢合わたことでした。
彼とはキャラクターは違うものの親友と呼べる程仲のよい友人の一人で、高校、大学時代には共にバンドを組んでいたくらい。
ですがバンドを解散して以来、その気まずさからか会うことがなかったんです。
そんな彼との運命の再会。
彼も同じイベントに参加をしていたので、一緒に行動をすることになりました。
現地のスタッフに話をする機会があり、私が拙い英語で伝えようとするもののなかなか伝わらず、やきもきしていたところ…
そこで彼がスッと会話に入って、
「ペラペラペラペラペラ……..」
あの瞬間の感情は今でも忘れません。
恥ずかしさ、羨ましさ、驚き、憧れ、様々な感情が溢れ何より一番に感じたのは悔しさでした。
これが私の英語学習のスタートです。
私には好きな言葉があります。
Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words.
Be careful of your words, for your words become your deeds.
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits.
Be careful of your habits, for your habits become your character.
Be careful of your character, for your character becomes your destiny.
-Mother Teresa
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから
マザーテレサ
本当に悔しくて、英語ができるようになりたいなら、まずはやる気、思考を変えなくては!
そうすれば、やがて自分の運命を変えることになると信じていました。
当時僕は27才。
今からでも間に合うのか?という焦る気持ちは正直ありましたが、必死にやってみようと決心しました。
私が当時立てた目標はTOEIC730点を取得することでした。
その理由は英語をペラペラになるためにはまず、海外にいく方が手っ取り早い。
そしてそのためには、会社の制度を使って、海外研修生として派遣してもらう。
その条件として必要なのが最低TOEIC730点。
という流れでした。
なので、TOEICに照準を絞って勉強をしました。
まずやったことが、できるだけ時間を作ること。
学生のように勉強をするだけにはいかず、色々とコントロールをしないといけないものがたくさんありました。
不要な飲み会は断る、通勤、昼休み、お風呂、トイレ、あらゆる時間を英語に費やし、何とか自分の時間を確保しました。
次に、モチベーションを継続させること。
私は必ず毎回TOEICの公式テストを受けました。
そうすることで、ほぼ毎月勉強をしなきゃと思うからです。
あとは、自分の勉強方法を信じること。
これは英語学習をしている人あるあるですが、ついつい近道がないか、自分の勉強方法が間違っているのではないか、もっとよい参考書があるのではないか、と考えてしまう。
でもこれは、本当に時間の無駄。
確かに、上記のことは、可能性としてはありえます。
ですが、そんな答え正直だれも分からないんです。
そのわからない答えを探す暇があれば、勉強しよう。とただそれだけの話です。
やり方を決めたら猪突猛進に進みましょう!!
そして、TOEIC受験者で経験されている方が多いと思いますが、『600点の壁』
600点付近までは結構簡単にスコアが伸びるんです。
私も3回目の受験で575点まで伸び、「おっ。このままいけば余裕じゃん」と思いました。
が、ここからが低迷期に突入。
何と600点以下を約9ヶ月も彷徨いました。
575点を取って2ヶ月くらい継続して頑張ったものの点数が伸びず、だらけてしまったのも正直あります。
なんとかもう一踏ん張りをして、やっと600点を超えました。
そこから730点のボーダーを超すのは、意外とすぐで685点を取った2ヶ月後には755点を取得し、やっと目標をクリアしました。
ここまでの受験回数は11回。1年近くもかかってしまいました。

勢いがついた私は、そのまま会社のMBA制度の候補生に目標を切り替えるべく、TOFLEの勉強をしていた矢先に、今回の海外赴任の辞令をいただくことになりました。
社員情報にTOEICスコアの項目があり、数ヶ月で300点ほど上がったことも海外赴任のきっかけになったと思います。
人生なにが起こるかわからないですね。
マザーテレサの言葉のとおり運命が変わりました。
本当にそう思いました。
そこからは私の人生は海外赴任編へと突入です。
もともとの目標に関していうと、海外で働くという目標は達成しましたが、まだペラペラになるという目標に向けて走っている最中という訳で、私はまだペラペラではありません。
赴任してからは、最初の3ヶ月は単身赴任だったので、友人を作ったり、いろんなイベントに参加したりと積極的に行動をしてアメリカ生活を楽しむことに必死でした。家族が来てからは、旅行をしたり、家族ぐるみの付き合いがあったり。
はい。お察しの通り、それだけだと英語って伸びないんですよね。
もちろん日本にいた時よりも伸びていると思いますが、本当にこの環境を最大限活かすためには、この環境でより自己学習をすることだと、アメリカにきて、8ヶ月後に気付きました。(8ヶ月大いに遊んだ。と捉えていただいて構いません。)
そして、2020年1月から本格的に英語学習を再開させ、それと同時期にアメリカでの記録を残したくてブログを立ち上げました。
2020年1月からは妻からも気が狂ったように勉強をしていると言われる程、英語学習のやる気スイッチがON!
今の目標は昔の目標とは違い実践的で、英語の会議のファシリテートをスムーズに行うことを目標に、日々精進しております。
かなりの長文になりましたが、私の英語に対する姿勢や歴史を記載してみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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