少ししみるなーと違和感があった歯が、ズキズキ痛むようになり、しまいには噛むたびにズキーーーンと堪え難い痛みに!!
これはマズイやつだと、自分でもわかりました。
ふとした瞬間に強烈な痛みがおそってきます。
日本で虫歯は治療してきたのに、この始末…
今回はアメリカの歯医者で神経の治療とセラミックのクラウン(被せ物)をする事になった話です。
問診
いつもの歯医者に予約をして訪問。
レントゲンを撮ると「これは根管(歯の神経)治療が必要だからうちじゃできない。被せ物を作るのはうちでできるから、Endodontistで根管治療してから戻ってきて」と言われました。えー!そんなーって思いましたが、それで痛みがおさまるのなら仰せのとおりにいたします…もう痛み止めがないと生活できないレベルで、早くこの痛みから解放されたい。
先生の説明では…
Endodontist(エンドドンティスト)は根管治療を専門にトレーニングした専門医です。
根管治療に関連した治療のみをします。この専門医になるには規定の歯学部の学びの後に、2年以上の訓練をするそうです。
歯内治療専門の歯医者へ
いつもの歯医者に紹介された歯内治療専門(Endodontist)へ予約の電話をすると、翌日の予約がとれてホッとしました。
翌日、伺うと「根管治療をすれば大丈夫。治療の予約が空いてるは1週間後だからまた来週ね」
…えーーー!今日来た意味は…?痛みが強い旨を訴えるも、「痛み止めを処方するから我慢して」で終了。
1週間この痛みと共に過ごす自信がない。
費用
そして気になる費用。
実は私、アメリカで歯医者にお世話になるのは2度目。
前回親知らずを抜歯したため、今年保険でカバーできる金額は残りわずか。
根管治療に被せ物…安いわけないと思っていました。
■根管治療の費用$2,420

■セラミック被せ物の費用$1,356

私、キラキラした銀歯の詰め物でもいいんです。
でもここはアメリカ。セラミックしか選択肢がありません。
日本のセラミックの被せ物よりちょっと高いぐらいですかね…
■根管治療とセラミック被せ物で合計$3,776!
さ、さ、さんぜんドル…
しかもほとんど自己負担…
コロナの状況じゃなかったら、本気で日本に一時帰国して治療したかもしれません。
治療スタート
歯も痛くて、費用も高額で、しょんぼりした日々を過ごしていました。
痛み止めがきれると痛みで夜中に起きてしまうほど痛くて、専門医に治療の予約を早められないか電話をかけると…
なんと翌日に診てもらえることになりました!やっと痛みから解放される!
【1回目】
日本で根管治療したことがないので違いは分かりませんが、顕微鏡を使い、口の周りは細菌が入らないようにシートで覆われ、1時間ほど口を開けたまま治療をしました。
麻酔が効いているので、痛みは感じません。
時々聞こえる「ガリガリガリ」という音や針のような器具が見えるのが怖かったです。
治療が終わると「1週間後にまたきてね」と言われました。
今日は神経の洗浄?殺菌?をして、これで70%ぐらいは痛みがおさまるそうな。
実際この1回目の治療で痛みは消えました。良かったー!ご飯がおいしく感じます。
【2回目】
前回と同じような治療を再度行いました。
今回は神経に薬を入れる作業とのこと。
これで根管治療は終了です。
次は被せ物を作るためにいつもの歯医者へ。
1回目で型をとり、2回目で完成した被せ物をつけてもらいました。
長かった。
①いつもの歯医者へ行って専門医を紹介される
②専門医での初診
③根管治療1回目
④根管治療2回目
⑤被せ物の型をとる
⑥被せ物をつける
合計6回の通院でやっと治療が終了しました。
まとめ
私が今回治療した歯の位置は下の奥歯。
笑うたびに必ず見える位置なので、「銀歯でいい」なんて言いながら、やはりセラミックにして良かったです。
悔やまれるのは保険の制度を把握しきれていなかったこと。
年区切りならば、親知らずを去年抜歯しておけば、今年分の保険でカバーできたのに…
実は親知らずの手術日は当初11月に予約していて、出張が入ってしまい1月に変更したんです。
たられば言ってもしょうがないですね。
そのおかげで歯は大事!ということを痛感しました。
今後は定期的にメンテナンスに通います。
そして再発防止策としてデンタルフロス、デンタルリンス、電動歯ブラシを購入しました。
もう「アメリカで歯医者に行った」という記事を書かないように、歯を大切にすることをここに誓います。
コメント
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